多くの人は、体を鍛えることの重要性を認識しています。
そのため、体の鍛え方やトレーニング理論などを含め、多くの情報が出回るようになりました。
しかし、心のエクササイズに関しては、まだまだ認知度が低いように感じます。
心のエクササイズの代表格を言うと、瞑想や座禅、呼吸法、内観などがあげられます。
しかし、肉体の鍛錬法と比べると、まだまだ方法論が少ないです。
とくに、瞑想や座禅などは面白くないし、興味がないし、やりたくない…このような人は、かなり多いのではないでしょうか?
しかし、瞑想や座禅系のエクササイズ以外でも…じつは【心のエクササイズ】はあります。
試練やピンチに出会ったとき
多くの人は、心のエクササイズを行っていません。
ですので、試練やピンチに出会ったとき、あたふたしたり、パニックになったり、ヒステリックになってしまいます。
そして時間経過とともに、徐々に落ち着きを取り戻し、平静な状態に戻っていきます。
或いは、試練やピンチをキッカケに、フル回転で対策を考えたり、勉強したり、出来る人に相談して、試練やピンチを切り抜ける人もいます。
言い方を変えると、後者は、試練やピンチと出会うことで、心のエクササイズを行っていることになります。
ですので、後者の人は、試練やピンチを切り抜けたあと、心が成長し、器量が拡大することになります。
心のエクササイズの観点で言うと、ここに大きな答えというか、ヒントがあります。
試練やピンチと遭遇するとき
人は、試練やピンチと出会ったとき、心の強さというか、器量が露(あらわ)になります。
そして、自分の心の強さや器量と向き合うことになります。
「あぁ~なんて自分の心は弱いんだ」とか「なんて自分は器量が小さいんだ」と…自分の弱さに直面します。
そして、人によってはその現実をスルーしたり、言い訳をして切り抜けます。
こういう人は、心のエクササイズをしないので、試練やピンチと出会っても、器量は拡大しません。
逆に、試練やピンチと出会うごとに、心のエクササイズに励み、試練やピンチを超えていく。
こういう人は、試練やピンチと出会うごとに、器量が拡大されます。
平素から心のエクササイズをする
試練やピンチと遭遇しなくとも、普段から、必要な勉強を継続し、課題に取り組み、それらに対して深掘りして考える。
言い換えると、この作業こそが【心のエクササイズ】です。
こういう作業を毎日継続していれば、試練やピンチと出会っても、あたふたすることはなくなります。
なぜなら、どのような試練やピンチであろうとも、やる工程というか、仕組みは同じだからです。
つまり、試練やピンチと出会ったら、それを解決するべく、
1)必要な勉強をして
2)課題に取り組み
3)それらに対して深掘りして考える
この3つの工程をやるだけです。
この質量によって、私たちの心、或いは器量が拡大していくのです。
ですので、普段から【3つの工程】を行うことが大事です。
日々のルーティンがエクササイズになる!
心や器量を拡大できる【3つの工程】を毎日行うこと。
この3つの工程は、言い方を変えると【心のエクササイズ】です。
この3つの工程、つまり【心のエクササイズ】を毎日行えば、私たちの器量は拡大していきます。
今まで私たちは、試練やピンチと遭遇したときだけ…心のエクササイズを行っていました。
しかしこれからは、平素、とくに試練や問題がないときから、心のエクササイズを行うようにする。
そうすれば、日々、心や器量が拡大していくので、いざ試練やピンチと出会っても、平素通りに、対処/対応できるようになります。
そんな自分自身に育て上げるためにも、日々、心のエクササイズに取り組むようにしましょう!